「松島湾の海域環境を考えるシンポジウム」が開催されます!
更新日:2021年7月12日
平成30年2月20日(火曜日)、「松島湾の海域環境復興を考えるシンポジウム」が下記の通り開催されます。
東日本大震災の津波によって、松島湾の環境は大きく変化しました。震災以前は、松島湾には広大な『アマモ場』があり、魚介類の産卵や稚魚の成長の場や、水質・底質浄化機能の役を果たしていましたが、津波によって多くの『アマモ場』が失われました。このため、塩釜港湾・空港整備事務所では、松島湾アマモ場再生会議や地域の皆様と協力して、再び海の豊かさを取り戻すために活動を行っております。
当イベントでは、事前の申込みは不要、参加費も無料となっております。お気軽に参加していただき、皆様で松島の海ついて考えてみましょう。
日時: | 平成30年2月20日(火曜日)18時から20時 |
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場所: | アイランズコート(塩竈市本町2-10) |
主催: | 松島湾アマモ場再生会議 |
協力: | 国土交通省東北地方整備局塩釜港湾・空港整備事務所 NPO法人浦戸アイランド倶楽部 |
【プログラム】
- 開会
松島湾アマモ場再生会議会長桑原 茂氏 - 講演の部
- (1)18時10分から18時40分「松島湾の海域環境復興について」
- NPO海辺つくり研究会事務局長 木村 尚氏
- (2)18時40分から19時0分「みなとまちの景観形成」
- 国土交通省 国土技術政策総合研究所 沿岸海洋・防災研究部
沿岸域システム研究室長 上島 顕司氏
- (3)19時0分から19時20分「松島湾でのアマモ場再生:1年を振り返って」
- 松島湾アマモ場再生会議 大沼 剛宏 氏
- 意見交換の部
- 閉会
松島湾のアマモ
アマモとは、海の中で花を咲かせて種を付ける海草の一種です。アマモは波が穏やかで、大洋の光が届く浅い砂地の海辺に生え、小魚の隠れ処や産卵場所になるため、「海のゆりかご」とも呼ばれます。松島湾のアマモ場は東日本大震災前に約1400ヘクタールもありましたが、震災の津波により、約10分の1にまで減少してしまいました。平成24年に松島湾のアマモ場再生を目的として、「松島湾アマモ場再生会議」が発足され、毎年アマモ場再生の活動を行っています。
なお「松島湾アマモ場再生会議」とは、東日本大震災後の松島全体の生態系や海の生活文化の再生を目指して漁業者、市民、企業、大学・研究機関、行政等が協働して、松島湾周辺のアマモ場再生に関する情報交流、研究支援、啓発、実践活動を行っている団体です。塩釜港湾・空港整備事務所はこれまでの港湾整備事業で蓄積された海域環境保全のノウハウを活かして検討会の開催や「松島湾におけるアマモ場再生ガイドブック」の提供を行い、地域の皆様と連携してアマモ場再生に取り組んでいます。
松島湾アマモ場再生会議の活動状況については「みなとオアシスマリンゲート塩釜」1階にて、活動写真を展示しております。是非、お越しください。