循環資源の活用
更新日:2020年10月8日
石炭灰の有効活用
位置図
平成10年度酒田港(外港地区)では、当所発注工事の工事材料に石炭灰を利用しました。
従来の石材に替わり、港内に立地する火力発電所から排出される石炭灰をセメントと混合したスラリーとして使用しました。
岸壁裏込材として石炭灰を利用するメリットとして次の3つが考えられます。
- 処分地内の石炭灰を利用するので資源の有効活用に貢献します。
- 石材に比べて材料費が安価であるので建設コスト縮減に寄与します。
- 石炭灰をセメント等で固化改良を行った場合、地盤強度の設定により所要の土圧軽減効果を得ることができます。また、将来的に裏埋材に適用する場合には液状化対策工としての効果を期待することも可能です。
今後は、港湾施設に使用する材料として、石炭灰以外も含めた循環資源の有効活用について検討していきます。
国際ターミナルへの石炭灰の利用