外港地区
更新日:2024年2月5日
概要
昭和57年8月、港湾審議会第99回計画部会で港湾計画の改訂が行われました。この改訂では本港地区と北港地区の整備を図る一方、外港地区に穀物、動物性飼料等の外貿貨物を取り扱うための岸壁を整備する等の計画が位置づけられました。
酒田港の中央に位置している外港地区では、船舶の大型化、コンテナを中心とした取扱貨物量の増大に対応するため、岸壁延長280メートル、計画水深14メートル、対象船舶50,000D/Wの大型船が接岸可能な「酒田港国際ターミナル(高砂ふ頭)」の整備が始まり、平成12年7月に水深10メートル、対象船舶12,000D/Wで暫定供用を開始しました。しかし、利用者から大型船舶による輸送が要望され、平成16年1月に水深13メートルとなり、現在は水深14メートルとなっています。
また、近年の貨物量増加に伴い、平成25年11月には第2号コンテナクレーンの供用を開始、令和元年7月に第1号コンテナクレーンの更新・大型化を行いました。さらに、岸壁延伸工事とコンテナヤード拡張工事を行い、令和2年8月に供用を開始し、機能強化が図られています。
大浜海岸ではトライアスロンが開催されるなど、マリンスポーツを楽しむ親水空間として利用されています。
主な係留施設
名称 | 水深 | 延長 | 構造形式 |
バース 数 |
対象船型 | 主要 取扱品目 |
---|---|---|---|---|---|---|
高砂ふ頭 第1号岸壁 |
14メートル |
152メートル | ケーソン | 1 | 50,000D/W | コンテナ |
高砂ふ頭 第2号岸壁 |
14メートル |
280メートル | ケーソン | 1 | 50,000D/W | コンテナ |
外港地区の紹介
国際ターミナル<水深14メートル、多目的大型岸壁>
国際ターミナルは、主として外貿コンテナを取り扱う施設です。
現在は韓国や中国との定期コンテナ航路が週4便就航しています。
【ヤード・上屋等】
コンテナヤード:140,955平方メートル
CFS上屋(高砂ふ頭東上屋):1,392平方メートル
高砂ふ頭西上屋:3,033平方メートル
【主要荷役機械】
コンテナクレーン:吊上能力47.6トン 1基/47.9トン 1基
リーチスタッカー:3台(吊上能力45.0トン)
リーファーコンセント:220ボルト 2基/440ボルト 10基
緑地展望台・多目的広場
船のブリッジをイメージした外観で、頂上部に灯台を設けられた、地上約30メートルの展望台が、平成12年4月にオープンしました。
地上約18メートルの7階にある広さ、約80平方メートルの展望室は、日本海に面する西側と南北側がガラス張りとなっており、外港地区や北港地区だけでなく、鳥海山や庄内砂丘、沖合に浮かぶ飛島なども一望できます。
1階にはパネルやビデオなどを使って港を分かりやすく紹介している展示室もあり、オープン以来、酒田市内外の人々がたくさん訪れる観光スポットとなっています。
また、隣接する多目的広場は、サッカー場やラグビー場として使用されており、さらに炊事場の設備もあり、家族連れなどがバーベキューも楽しむことができます。
住所 | 酒田市高砂231 |
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電話 | 0234-34-6020 |
休館日 | 月曜日 12月29日から2月末日まで 注:イベント等で通常より長時間開館した場合は、 後日臨時休館となる場合がございますので、ご注意ください。 |
開館時間 | 4月、5月、9月:11時から18時(夕日が見える日は、日の入りまで延長) 6月、7月、8月:12時から19時(夕日が見える日は、日の入りまで延長) 10月、11月、12月、3月:10時から17時(夕日が見える日は、日の入りまで延長) |
入館料 | 無料 |