本港地区
更新日:2024年2月5日
概要
酒田港は、日本海に注ぐ最上川河口に開けた港です。
本港地区は最も歴史が古く、今から約300年ほど前の寛文12年に河村瑞賢が幕府の命を受けて酒田港を寄港地とした西廻り航路を開拓し繁栄しました。
大正6年、内務省が洪水対策として最上川の改修工事に着手し、川と港湾を完全に分離する画期的な背割堤を築堤したことにより、近代港湾として生まれ変わりました。
現在は「酒田港本港地区再開発事業基本計画」により、酒田PBS(プレジャーボートスポット)、交流広場、東ふ頭緑地、さかた海鮮市場など、市民に親しまれる空間としての整備が進んでいます。
主な係留施設
名称 | 水深 | 延長 | 構造形式 | バース 数 |
対象船型 | 主要 取扱品目 |
---|---|---|---|---|---|---|
大浜ふ頭第1岸壁 | 9.0メートル | 330メートル | 井筒式 | 2 | 10,000D/W | 原塩 石材 |
大浜ふ頭第2岸壁 | 5.5メートル | 90メートル | 鉄矢板 | 1 | 2,000D/W | |
西ふ頭岸壁 | 10メートル | 185メートル | 鋼矢板 | 1 | 15,000D/W | セメント 金属くず 化学薬品 |
4.5メートル | 53メートル | 鋼矢板 | 1 | 1,000D/W | ||
西ふ頭-5.5メートル岸壁 | 5.5メートル | 180メートル | 直立消波 ブロック |
2 | 2,000D/W | |
東ふ頭新町岸壁 | 7.5メートル | 260メートル | 鋼矢板 | 2 | 5,000D/W | 曳船 官庁船 |
東ふ頭第1船場町岸壁 | 5.5メートル | 360メートル | 鋼矢板 | 4 | 2,000D/W | |
東ふ頭第2船場町岸壁 | 4.5メートル | 195メートル | L型ブロック | 3 | 1,000D/W | |
袖岡ふ頭岸壁 | 7.5メートル | 390メートル | 鋼矢板 | 3 | 5,000D/W | 石材 重油 |
水産第1岸壁 | 4.5メートル | 140メートル | 鋼矢板 | 150G/T | 鮮魚 | |
水産第2岸壁 | 5.5メートル | 196メートル | 鋼矢板 | 300G/T | ||
4.5メートル | 180メートル | 鋼矢板 | 150G/T | |||
大浜石油さん橋 | 7.0メートル | 92メートル | 鋼管杭 | 1 | 3,000D/W | 石油類 |
7.5メートル | 137メートル | 鋼管杭 | 1 | 5,000D/W |
本港地区の紹介
大浜ふ頭
ふ頭前面の水深は9メートルから5.5メートル、全長725メートルの岸壁。
【取扱貨物】石材、原塩
西ふ頭
ふ頭前面の水深は10メートルから4.5メートル、全長418メートルの岸壁。
【取扱貨物】セメント、金属くず
袖岡ふ頭
ふ頭前面の水深は7.5メートル、全長390メートルの岸壁。
【取扱貨物】石材、重油
東ふ頭
ふ頭前面の水深は7.5メートルから4.5メートル、全長815メートルの岸壁。
飛島への旅客船発着場所及び官庁船等の係船岸壁として利用されており、岸壁背後は本港地区再開発事業基本計画により緑地が整備され、市民に親しまれる親水空間となっています。
南防波堤
導流堤から伸びている南防波堤は全長2,048メートルであり、令和2年11月に完成しました。
酒田PBS
酒田PBS(プレジャーボートスポット)には、ヨット、モーターボートが係留されており、休日には、たくさんの人が訪れる場所となっています。
第1酒田PBS・収容能力281隻(水域159隻、陸域122隻)
第2酒田PBS・収容能力250隻(水域192隻、陸域58隻)