東日本大震災 港湾特集 2017年
更新日:2020年10月10日
東日本大震災から6年間の八戸港の復旧・復興の取り組みや取り巻く情勢等について
東日本大震災から6年の歳月が経過しました。
八戸港の復旧・復興の取り組みや取り巻く情勢等をお伝えするとともに、八戸港湾・空港整備事務所長よりご挨拶申し上げます。
東日本大震災から6年を迎えて
国土交通省東北地方整備局
八戸港湾・空港整備事務所
所長 加藤 訓生
平成29年3月11日で未曾有の東日本大震災から6年が経過します。
この日を迎えるにあたり、改めてお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された方々に対し心からお見舞い申し上げます。
さて、八戸港湾・空港整備事務所では、関係者のご尽力のもと、職員一丸となって復旧・復興事業を行い、被災した東北の太平洋側港湾の中でいち早く防波堤の復旧を成し遂げ、平成25年8月には八戸港災害復旧事業完了式を行うことができました。
八戸港では、今回の東日本大震災における被害の教訓を受け、全国に先駆け、平成25年3月に「八戸港BCP」の策定、また、同年6月には「八戸港港湾機能継続協議会」を設立し、関連する行政機関や港湾関係者が一丸となって、港湾施設等が被災し物流機能が停止した際に迅速に機能回復を図るため、毎年、BCP訓練を実施し、より実効性の高い計画となるよう取り組みを行っております。
その後、八戸港及び臨海部では、ポートアイランドでのLNGターミナルの操業開始や物流事業者の進出、韓国コンテナ航路の開設、コンテナ貨物取扱量の着実な増加、バイオマス発電所の建設等、喜ばしい動きがあちこちで行われております。
私ども八戸港湾・空港整備事務所は、しっかりとこの動きを後押しできるよう、八戸港の将来を見据えながら、更なる利便性の向上、安全・安心な物流機能確保のための取り組みを進めて参りますので、引き続き、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。